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EC売上との相関性

売上規模の大きいECサイトほど次世代フォーマットの導入が進んでいるかを分析

ECサイトの売上規模と次世代フォーマット(WebP・AVIF)の採用率の間にどのような関係があるかを分析します。「売上規模の大きな企業ほど、次世代フォーマットの導入に積極的ではないか」という仮説を検証します。

Spearman ρ
-0.048
データ数
284
上位50社 中央値
34.2%
下位50社 中央値
4.5%

EC売上と次世代フォーマット採用率の相関性は見られない

横軸が売上順位(左が上位=売上が大きい)、縦軸が次世代フォーマット採用率(%)です。採用率が高いほど、WebP や AVIF による画像配信が進んでいることを意味します。

売上データについて

本白書では個別サイトの売上規模は非公表としています。売上ランキングの出典は通販新聞社の調査データですが、売上の順位や規模が特定されないよう配慮しています。ここでは売上順位のみを用いて相関分析を行っています。

散布図を見ても、売上順位による次世代フォーマット採用率の明確な傾向は認められません。Spearman の順位相関係数(ρ)もゼロに近く、売上規模と次世代フォーマット採用率の間には統計的に意味のある相関はないと判断できます。

つまり「売上規模の大きな企業ほど次世代フォーマットの導入に積極的である」という仮説は、今回のデータでは支持されませんでした。売上上位の大手サイトでも旧来のフォーマットのみで配信しているケースがあり、逆に中小規模のサイトでも WebP や AVIF を積極的に採用している例が見られます。

次世代フォーマットの採用は企業の資金力よりも、利用している CDN やプラットフォームの機能、サイト構築に携わるエンジニアの技術選択に左右される部分が大きいと考えられます。適切なインフラを選択すれば、企業規模に関係なく次世代フォーマットの導入は実現可能であるということを示す結果です。