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EC売上との相関性

売上規模の大きいECサイトほど画像配信のCDN利用率が高いのか

ECサイトの売上規模とCDN利用率の間にどのような関係があるかを分析します。「売上規模の大きな企業ほど、CDNによる画像配信インフラの整備が進んでいるのではないか」という仮説を検証します。

Spearman ρ
-0.057
データ数
284
上位50社 中央値
62.3%
下位50社 中央値
63.0%

EC売上とCDN利用率の相関性は見られない

横軸が売上順位(左が上位=売上が大きい)、縦軸がCDN利用率(%)です。CDN利用率が高いほど、画像配信のCDN活用が進んでいることを意味します。

売上データについて

本白書では個別サイトの売上規模は非公表としています。売上ランキングの出典は通販新聞社の調査データですが、売上の順位や規模が特定されないよう配慮しています。ここでは売上順位のみを用いて相関分析を行っています。

散布図を見ても、売上順位によるCDN利用率の明確な傾向は認められません。Spearman の順位相関係数(ρ)もゼロに近く、売上規模とCDN利用率の間には統計的に意味のある相関はないと判断できます。

つまり「売上規模の大きな企業ほどCDNの導入が進んでいる」という仮説は、今回のデータでは支持されませんでした。売上上位の大手サイトでもCDNを利用していないケースがあり、逆に中小規模のサイトでもCDNを積極利用している例が見られます。

CDNの導入は企業の資金力よりも、利用しているホスティング環境やECプラットフォームの標準機能、サイト構築に携わるエンジニアの技術選択に左右される部分が大きいと考えられます。次世代フォーマットの採用率と同様に、CDN利用率についても売上規模との相関は見られず、適切なインフラ選択さえすれば企業規模に関係なくCDNの導入は実現可能であるということを示す結果です。